ここは都内、湾岸地帯にある湊十区(みなとく)―――。
気がつけば年の瀬も終わる大晦日。 成稜学園の何でも屋、黄昏部に所属する後代灯(ごだいともり)は、いつになく頬を引きつらせていた。
卒業まであと少し。みんなで楽しめる最後の年末年始だからと、部員たち4人と一緒に訪れた神社の二年参り。 夜店で騒ぎながら、スカートをめくってギリギリを見せつけてくるコトナに、おっぱいをその形が分かるくらいに当ててニヤニヤほくそ笑む奏。 結は恋人さながらに腕まで組んできていい匂いがするし、澄玲は気にもせず間接キスをする始末。 そんなHなカノジョたちのいる部……じゃなくて。
星泉コトナには、卒業までにやりたい事があった。
「ぜったいに、セイカ祭を過去イチ盛り上げてみせるんだから!」
かつて、カリスマ生徒会長として彼女が導いてきた成稜学園。 最後くらいは、その伝統ある一大イベントでなにか足跡を遺したい。 そんな想いのコトナを扶け、今まで学園行事に無関心だった黄昏部面々が、本気でセイカ祭に望む。
だが、そこへ再び現れた、不思議な黒いカードと不可解な謎のメッセージ。 それには未来の部員へ託された、黄昏部の真相が綴られていた。
全てを知って愕然するコトナたちに、より○く頑なに自らの意思を固める奏。各々の願いと信念がぶつかりあう。 歯車が花びらを散らしながら回り始めた。そして遂には、日常を蝕む終わりの鐘の音が学園中に響き渡る―――。
果たして、お祭りの盛り上がりのゆくえは? 黄昏部の真相とはいったい。
主人公・後代灯と星泉コトナのちょっと不思議で、楽しいエッチな物語が今幕を開ける。



